
散歩が楽しいトビタテハウス by アダーニャ
こんにちは。トビタテハウスに10日間ぐらい済ませて頂きました、クラッカーモンスターこと あだにやでございます。 トビタテハウスの長所!それは、 アラスカのような寒さが味わえる素敵な室温や、 気づいたら足の裏が素敵に汚れるフロアでもなく、 いつの間にかEiくんが部屋に押しかけて隣で寝ているサプライズでもなく、この浅草から徒歩15分という素敵な立地でございます。 「15分!!???」遠いよ!!って、みんな思うかもしれませんが、この15分は、とても素敵な散歩道なのです。 駅の近くには、浅草へ訪れた観光客で賑わい、街並みも、少し昔の日本を感じられる風情となっております。 そして、何と言っても、毎日でっかいスカイツリーが見られる。朝は、隅田川のひんやりとした空気が私の脳みそをリフレッシュさせ、 夜は、日ごとに違うスカイツリーのライトアップが疲れた私の1日を癒してくれます。 というか、15分どころではなく、スカイツリーの下でベンチでぼーっと10分くらいするのが好きだったので、 いつも帰るのに30分ぐらいかかってました。 みんな、浅草ってアクセス悪いとか思って

久松と書いて姉御と読む
正義とはなんだろうか。国連では貧困を、一日の収入が○○ドル以下の者達を最貧困層として線引をしてその問題を解決しようとする。しかし、もしも彼らが貨幣経済ではなく物々交換をメインに行っているとしたら。そこに介入し、市場を形成し、貨幣を導入したことで彼らの収入が増えたとして、それは彼らにとって「より良い」ことなのであろうか。 私が姉御に初めて会ったのは、関東での事前研修(2泊3日の濃ゆいやつ)だった。彼女の専門は開発学系。しかし、学問というよりはフィールドワークで現場の中で動く人だ。国連のような大きな組織では地域に根ざし、問題をきちんと捉え(時にはそれが問題ではない時すらある)た対処が出来ない。むしろ、間違ったことすらしているのだ! 彼女は憤りを抱いていた。 Shoko Hisamatsuその人である。ちなみに左側。よりによってトビタテハウスマンの専門は政治哲学(世界正義論)である。世界の正義を追い求める領域だ。この二人の衝突は避けられようもなかったと言えよう。 「世界正義とか言っとるけどな、そんなん机上の空論振りかざして現地のこと何もわからんと言って

仮面を付けた宇宙人が家にやってくるなんて三日前までの僕は全然知らなかった
法とは、常に現実の中でその解釈を変え続けるものである。悪いこととは何か、それは時代と共に変わるからだ。秩序もまた、どのような物を優先するのかという問いへの答えが変わり続ける限り、可変的なものである。 秩序は容易に破壊される。秩序を破壊するものには二種類がある。アートとテクノロジーである。今回はその前者である、トビタテハウスに謎多き仮面の芸術家Moeko Kudoがやってきたのだ! 不条理という概念を、細身の体にこれでもかとばかりに詰め込んだ人である。そんな人が、圧力鍋やら様々な調理器具、調味料などもこれでもかとばかりに鞄に詰め込んで来てくれた。ちなみに、これがほぼ初対面であることを明記しておかなくてはなるまい。(事後研修に遊びにいったとき、5分ほど話した仲だ) 麻婆豆腐を食べる宇宙人の図。上野の安くて量が多い中華料理屋さんに突如現れた具現化された狂気そのものである。写真写りが重要らしく、数枚の写真の中からのベストショットをセレクトさせていただいた。ごく控えめに言って、意味不明である。 宇宙人、ただ遊びに来たわけではない。彼女はネタに出来ないレベル

祝福について語る時に、我々が語ること
彼は、ある日生まれた。3人のラビがその光を感じ、貢物を捧げた。厩に生まれた、もっとも清らかなる者。遥か2000年前に、私達はすでに救われていたのである。彼自身が捧げた命は、人類の罪を贖ったから。 僕はいまレストランにいる。天井が高く風の通りが良い。初めて来る店には、いつも期待と不安が主題と変奏のように繰り返される。今回の賭けは僕が勝ったようだ。 僅かな家族連れがアメリカのホーム・ドラマを見ながら笑い声を上げている。まるで鈴の音のようなその声はこんな季節にぴたりと似合う。まるでホテルに備え付きのクローゼットみたいに。 食卓を共にする友人がいない夜は、静かに食べるのが良い。静かに食べる。たくさんワインを飲む。あるいは逆でも良いかもしれない。たくさん食べる、静かにワインを飲む。 このレストランの名前はIKEAというらしい。ちょうどいいので、新居のために椅子を買った。家に帰ったら早速組み立てようと僕は思う。買って来ては組み立てる。まるで歯車のようだ。油を差す代わりに、とばかりにワインを飲む。 電飾は時に残酷なほどに美しい。まるで、今夜は特別な資格を持った

聖夜だなんだと繰り返す歌と金槌
主は来ませり。キマセリと読んではいるものの、きちんとその文法的理解をしたことはあるだろうか。今日は12月の第四木曜日ということで特に脈絡はないが簡単に解説をする。 カ行変格活用「来(く)」の連用形「来(き)」+サ行四段活用「ます」の已然形+ま・す【▽在す/×坐す】[動サ四]-中略-3 (補助動詞)他の動詞の連用形に付いて、「ある」「いる」の意を敬っていう語。お…になる。…ていらっしゃる+り(助動) (ら・り・り・る・れ・れ) 完了の助動詞+四段活用の動詞の已然形(上代では命令形)、サ行変格活用の動詞の未然形に接続する。[1] 動作・作用が既に終わって、その結果が存続していることを表す。…た。…ている。よって、主がおいでになったとなるのである。 勉強になっただろうか。そうであれば幸いである。しかしながらちゃんと読んでくれた人はほとんどいないのではなかろうか。そして、12月の第四木曜日だというのに椅子を組み立てていた男は誰だったのだろうか。 紹介しよう。初対面にも関わらずめっちゃ家具の組み立てを手伝ってくれた旅人マン、トビタテ二期生のKageくんであ

テラハを探して三千里
テラスハウスという番組をご存知だろうか。ここでは、wikipediaから引用してみよう。 ”「台本がない」という台本のもと、一つ屋根の下での複数の男女の共同生活に迫ったリアリティ番組である” 要するにあれかな、ラブワゴンの家版ってやつかな? 最近トビタテハウスを作っているとよくテラ波かよと言われ動揺していたのだった。なんだそれはメガ波とかギガ波の親戚か。亀仙流か。あるいはP波とかS波とかのあれか。 そんなことは置いておいて、徐々に完成が近づき始めたために、出来上がった部屋には住む人間も増えてきた。第一回成果報告会にてW受賞を果たした髭野朗もその一人である。ミャンマーに九九の歌を現地語で導入するという、ちょっともう何言ってるかわかんないやつだ。 この日はトビタテの事後研修の前だったので、何人かがゲストとして泊まりにきていた。リビングは完成前のため、ほかの階にあるリビングにお邪魔した。(トビタテハウスは4階建てのシェアハウスの1フロアを丸々借り切っている) だんだんシェアハウスっぽくなってきて、オラわくわくすんぞ!

もしかして、私の予算少なすぎ!?
人は誰でも、何かを評価するときに、その対象だけを見て行うことは出来ない。鯨は、ほかの魚に比して非常に体積が大きいが故に「鯨って大きいよね」と言われるのである。 そんなわけでトビタテハウスが徐々に完成に近づいてきているということで、トビタテハウスマンは内装デザイナーマンとともにお宝探しにIKEAへと向かった。目指すは彼の作ったこんな素敵なリビングである。 窓いっぱいに広がる本棚、並んで作業も出来ちゃうおしゃれなバーカウンター。そして人が多いときのための小さなテーブル。内装デザインマンの哲学に基づく、ウィットに富んだ穏やかな笑いが広がりそうなリビングである。ちなみにリビングに使える予算は25万円であるが、普通に本棚を頼んだだけでその予算を超えるとのこと。 何度も繰り返し書いているが、内装デザインマンの口癖は「なんとかしましょう」である。予算が少ないかどうかは比較対象によるのだ。東北出身で口数の少ない彼は多くを語らないが、その目には確かな自信に満ちていた。 まるで狩場で獲物を探している猛禽類のような顔で足早に進んでいくHirai氏。いくつかのアイテムを

12月15日には完成してる。そう思っていた時期が僕にもありました
いやー、いいスピーカー置かなきゃなあ。どんなのにしようか。せっかくだしちょっといいの買いたいけど、やっぱ高いよなあ。でも最高のシェアハウスにしたいし、みんなに聞いてみたら余っている人とかもいるかもな。ふふふ。 ええ、15日には完成しませんでしたよ。この渋い顔を思い出してみて欲しい。どう考えても出来ないときの顔でしょこれ! 知ってた! ああスピーカー夢があるわあ。あの大きなリビングでベートーベンの交響曲6番聞きながらワイン飲みたいわあああああ。 ユダヤ教には、たくさんの豊かな教えがありますがここで1つ取り上げてみましょう。”神は朗らかな者を祝福し給う。楽観は、自分だけではなく、他人も明るくする”

出来てそうで出来てない、ちょっと出来たお部屋
画龍点睛を欠く。こんな言葉を聞いたことがあろう。その意味は、あまりにすばらしい龍の絵は完成してしまうと絵から空へと飛び出してしまうからあえて目を書かずに絵としての完成を図るものである。(大嘘) おおお、とうとう白い壁紙がついたよ!部屋っぽいよ!! わあいわあい。……ん? コンセント剥き出しやんけ! スイッチも剥き出しやんけ! ここは天まで昇る勢いのディティールへのこだわり持とう!? というわけで、少しずつではあるがトビタテハウスは完成に向かって進んでいるのである。果たして全体の完成はいつになるのか。人をちゃんと入れられるのはいつなのか。迫る来泊者、焦る資金調達! トビタテハウスマンは元気にやっています。15日が楽しみだなあ。

12月9日には完成してる。そう思っていた時期が僕にもありました
12月頭には完成しない、その言葉は無慈悲ではあるが理解の出来るものであった。大体、ほとんどのことは予想通りにはいかないものである。うまくいかないことを前提として、それぞれのステップや段取りに余裕を持たせることをイケてるコンサル族は「バッファーを持たせる」というらしいがまさにそれが大事なことなのだ。 予定の12月9日に意気揚々とトビタテハウスに向かった我々が目にしたのは、困り顔をした現場監督の姿であった。「15日には…いけると思うんです」 もう口元から渋そうだからね。すごく渋い。この建物のオーナー、トビタテハウスマン、壁紙の人、トイレとか水周りの人、電気系統の人、ほかのクライアント、などなどあらゆるステークホルダーに挟まれた人特有の渋さ持ってる。今なら街中で現場監督してる人たち瞬時に判断できるわ。 今日も読んでくれてありがとうなみんな。おれから伝えたいメッセージはたった一つ。「バッファーは大事」 もうやめて! 完成予定は12月15日に決まったはずよ!? 現れる困り顔の現場監督、背中に走る悲しい予感! 次週! 「12月15日には完成してる。そう思って